虫歯について
歯の構造
歯の内部には歯髄(歯の神経)があり、象牙質(知覚があり生きている)でできている部屋(歯髄腔)の中に入っています。その外側をエナメル質(知覚のない無機質な部分)で覆われています。むし歯は、バイ菌が作り出す酸で歯が溶かされてしまう病気ですが、「穴が開いているから痛い」「バイ菌がいるから痛い」のではなく、穴が開いて知覚のある象牙質が剥き出しになってしまうので痛いのです。
むし歯の程度
むし歯は、バイ菌に汚染(細菌感染)しまっている程度によって段階があります。
C1:汚染がエナメル質にとどまっている状態。
⇒歯磨き・フッ素などで進行を抑えて定期管理を行う。
C2:汚染が象牙質まで達してしまった状態。
⇒汚染してしまった部分を削り取って詰める。
C3:汚染が神経まで達してしまった状態。
⇒神経を取り除いて、歯根の治療をして冠を被せる。
C4:歯が崩壊してしまっている状態(残根状態)。
⇒抜歯
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