摂食嚥下・食支援
摂食嚥下・食支援
食物を口に入れて咀嚼し、飲み込み、食道へ送り込む一連の動作のいずれかに障害が有る状態を嚥下障害と言います。嚥下内視鏡検査（ＶＥ）は、内視鏡を鼻からのどに挿入し、食物の飲み込みの様子を観察する検査で、唾液や喀痰の貯留の有無、食物を飲み込んだ後の喉への残留の有無や気管への流入（誤嚥）などを評価することが出来ます。また、嚥下に影響を与えることのある声帯の動きも評価する事が出来ます。この検査の結果をふまえて、今後の食事形態や食事時の姿勢の調節、嚥下訓練を計画し、口から食べる力を回復する方針を決定します。
当院ではオリンパスメディカルシステムズ社製の経鼻内視鏡装置を導入し、嚥下内視鏡検査に対応しております。食事形態に不安の有る患者さんの、自宅や高齢者施設への訪問診療による検査も対応可能です。
※事前に歯科医師によるスクリーニング検査を行います。スクリーニング検査にて嚥下内視鏡検査自体が危険と判断された場合には、本検査を実施出来ない事が有ります。予めご了承下さい。
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